FAGAに女性用育毛剤は効果あるの?! |
男性ホルモンが増加することで起こるFAGA。40代以降の女性や、ホルモンバランスが乱れた20〜30代の方でも当てはまる場合も考えられます。ですがFAGAは早めの対処で回復が見込める場合もあります。
FAGAとは、女性に起こる男性型脱毛症のこと。髪の毛1本1本が細くなるため、地肌が透けて見えるようになっていきます。分け目が広がり、頭皮全体の髪の毛が徐々に抜けて行く傾向があります。
40歳をピークに、女性ホルモンの量は減少傾向にあります。女性ホルモンが減少すると、体内では相対的に男性ホルモンが増加します。男性ホルモンは、5αリダクターゼという酵素と結びつくと脱毛の原因となる悪玉男性ホルモンへと変化し、脱毛の原因となっています。
FAGAと、それ以外の薄毛の見分け方は難しいのですが、女性ホルモンが急激に減る40歳前後を目安に、全体の髪の毛が抜け毛が止まらない場合、FAGAの可能性が疑われます。
産後の抜け毛は女性ホルモンの種類が切り替わる抜け毛に対して、FAGAは女性ホルモンが現象し、男性ホルモンが薄毛の原因になっていることが違います。数年かけて進行していきます。
男性型脱毛症の場合、脱毛の原因となっているのは、悪玉男性ホルモンです。
・男性ホルモンを抑制すること
・5αリダクターゼと結びつきを抑制すること
これができれば、FAGAは改善できます。
では、女性用育毛剤で「①男性ホルモンを抑制すること」と「5αリダクターゼと結びつきを抑制すること」は可能でしょうか?
まず、「①男性ホルモンを抑制すること」に対しては、直接男性ホルモンを抑制できる成分は育毛剤には含まれません。医薬品ではありませんので、ホルモンの量を変化させるような成分は期待できないのは仕方がないと言えます。
ですが、男性ホルモンと女性ホルモンは相対的であるということから、女性ホルモンと同じ働きを行うイソフラボンを含んだ育毛剤を使用することで、男性ホルモンの量を減らすというアプローチがあります。
次に「②5αリダクターゼと結びつきを抑制すること」については、5αリダクターゼの働きを抑制する成分を含まれた育毛剤があります。
5αリダクターゼの働きを抑制する成分は以下などがあります。
オウゴンエキス
ヒオウギエキス
ビワ葉エキス
イザヨイバラエキス
上に挙げた薄毛の原因となる5αリダクターゼの結びつきを抑制する成分が含まれている女性用育毛剤をご紹介します。これらの成分は天然由来で、医薬品と比べると、メリットとしては副作用などの心配が無いのですが、デメリットでは、効果の現れ方がマイルドでゆっくりです。
FAGA初期の場合は女性用育毛剤の使用で回復も見込めますので、ぜひ育毛剤選びの参考にしてみてください。
「マイナチュレ」が5αリダクターゼ抑制のために配合している成分が、オウゴンエキスです。
「ベルタ育毛剤」が5αリダクターゼ抑制のために配合している成分が、「イザヨイバラエキス」「ヒオウギエキス」など4種です。
FAGA専用の育毛剤というのは無いのですが、女性育毛剤はあらゆる薄毛・抜け毛の悩みにオールマイティーに開発されています。髪の毛の作られる毛包に活力を与える成分と血行促進することで、髪の毛を太く元気に育て、抜け毛を予防する効果があります。
また、ホルモンバランスを整えるストレスのない生活を目指して、食生活改善や睡眠の確保などを同時に行い、体質改善にも気をつけましょう。
これらを試しても効果が認められない場合や、すでにかなり進行してスカスカになってしまった場合は、医薬品の発毛剤を試すことや、女性用のFAGA治療を行う専門クリニックへの相談をオススメします。
クリニックでは効果が認められている医薬品を用いて治療を行います。保険が効かないため、ひと月4,000〜5,000円程度の育毛剤に比べると高価になってしまいますが、ひと月7,000円程度から治療が可能ですので、まずは無料カウンセリングで相談をしてみることをオススメします。